香港&台湾のワイン展示会へ参戦!

ワインに関する展示会は、毎年世界の様々な場所で開催されています。
フランスのVINEXPO(ヴィネクスポ)や、ドイツのProWein(プロヴァイン)など、大規模メジャー級な展示会には、世界中から人が集まります。
そして、アジアにもその波は押し寄せ、各地で多様なスタイルの展示会があります。
今回は香港と台湾の展示会に参加してきました。

香港 International Wine and Spirits Fair 2024

香港貿易発展局(HKTDC)が主催する、「香港インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・フェア2024」において、日本ワインのプロモーションを実施しました。
初日には日本ワインのコンクールである「和酒アワード2024」の公開審査会も実施。そのオーガナイザーとして参加しました。
第5回を迎えるこのワインコンクールは、香港を中心とするアジア各地の有名ソムリエが審査員となり、日本全国から集まった日本ワインをテイスティング審査。各カテゴリーごとに得点をつけ、プラチナ・ゴールド・シルバー・ブロンズ賞が認定される仕組みです。

また最終日には、ステージにて日本のお酒に関するトークセッションに参加。日本ワインの魅力やその多様性についてお話しさせていただきました。

最近はいろいろなステージで日本ワインのお話しさせていただく機会をいただくことが多いですのですが、特に意識しているのは「日本ワインの多様性」をお伝えすること。

南北に縦長い土地の特徴を活かしたブドウ栽培の特徴や、各土地に根差したブドウ品種を使用したワイン造りなど、日本ワインといえどもひとくくりにはできないということを、個性として打ち出している点をポイントとしてお話しするように心がけています。

昨年以上に、香港でも日本ワインがジワジワ染みてきている感じがするのは嬉しい限りです!

 

台北 International Wine & Spirits Festival  11/14-18

台湾の首都台北市で開かれたワインとお酒の展示会に参加。クライアントのブース出展のサポートをしてまいりました。

こちらの展示会は香港と違って、業者だけでなく、一般消費者も入場して有料試飲を楽しむスタイル。これは初めて見る光景。
そして、ウィスキーや梅酒、日本酒など、ワイン以外の出店が多い印象です。
日本からはNIKKAやキリンの富士山麓など有名どころが、巨大ブースを構えて大盛況となっていました。

特に週末は一般消費者の人がものすごい数押し寄せて、会場は身動き取れないほどに...
台北の人々はあまりお酒飲まないのかなぁ、なんて思っていた自分のイメージをひっくり返されました。

台湾はお酒の輸入と販売に関してはそこそこ厳しい規制があるため、香港ほどは簡単にはいりこめないのですが、それでも日本のお酒類には好印象なので、今後より認知されて、マーケットが広がっていくと嬉しいなぁ。

香港も台湾も、とにかく街ゆく人々が元気でエネルギッシュに見えます。
そして20ー30代の若いひとたちが、もっと活発に活動している感じがしました。

「若い人お酒飲まない」傾向は世界のトレンドではありますが、一方で、展示会に若い人もたくさん来ます。
はるか昔からワインは人を繋ぐ飲みもの。国境も言語も超えて、ワインコミュニケーションの旅は続いていくのでした!

せっかく台北に来たので、故宮博物院でかの有名な白菜にも会いにいってきました。
ちょうどヴァン・クリーフ・アーペルとのコラボ展の会期中。息の飲むほど美しい宝石に心奪われると共に、おいくらなんだろう?と考えちゃう自分が淺ましくもありました(笑。