実は、私がワインにハマったきっかけは「イタリアワイン」なんです。
若い時分に、味もよくわかっていないながらワインというものをファッション感覚で飲んでいたのですが、ある時のミラノ出張の際に、「バローロ」出会いその衝撃を受けてことを今でも覚えています。もういつのことだかは覚えてないのですが...笑。
このバローロについて、改めておさらいから。
バローロ(Barolo)とは?
バローロは、イタリア・ピエモンテ州のランゲ地方で造られる赤ワインで、「ワインの王」とも称される高級ワインです。使用されるブドウ品種は『ネッビオーロ(Nebbiolo)』みで、長期熟成に適した力強い味わいと複雑な香りが特徴です。
バローロの特徴
- 色:深いガーネット色
- 香り:バラ、スミレ、タール、スパイス、トリュフ、革、チェリーなど
- 味わい:タンニンが強く、酸味があり、フルボディ
- 熟成:最低38か月(うち18か月は樽熟成)、リゼルヴァは最低62か月熟成
バローロは、イタリア・ピエモンテ州のランゲ地方に位置する著名なワイン生産地です。この地域は、バローロ村を中心に11の村(コムーネ)で構成されており、それぞれが独自の特徴を持つワインを生産していて、特に以下の5つの村が有名です。
- バローロ(Barolo) - 伝統的でエレガントなスタイル
- ラ・モッラ(La Morra) - 柔らかく華やかなスタイル
- モンフォルテ・ダルバ(Monforte d'Alba) - 力強く骨格のあるスタイル
- セッラルンガ・ダルバ(Serralunga d'Alba) - タンニンが強く長期熟成向き
- カスティリオーネ・ファレット(Castiglione Falletto) - バランスの取れたスタイル
出典:エノテカ公式サイトより
このたびワインインポーター会社のセパージュの秋元様よりお声かけいただき、そのバローロの生産者である「SORDO(ソルド)」のメーカーズディナーに参加させていただきました。
ソルド ワイナリー (Sordo) について
ソルド(Sordo)は、イタリア・ピエモンテ州のバローロ地区にある家族経営のワイナリーで、1912年にジュゼッペ・ソルド(Giuseppe Sordo)によって設立されました。現在、3代目のジョヴァンニ・ソルド(Giovanni Sordo)が運営しています。
ワイナリーは、バローロの中心部であるカスティリオーネ・ファレット村に位置し、約53ヘクタールのブドウ畑を所有しています。
これらの畑は、カスティリオーネ・ファレット、セッラルンガ・ダルバ、モンフォルテ・ダルバ、バローロ、ノヴェッロ、ラ・モッラ、ヴェルドゥーノ、グリンツァーネ・カヴールなど、バローロを代表する11の村に広がっています。
ソルドは、8つの異なるクリュ(特級畑)からバローロを生産しており、それぞれの畑の特徴を生かしたワイン造りを行っています。また、環境に配慮した有機農法を長年にわたり採用し、伝統的かつ透明感のある高品質なバローロを生産しています。同社のバローロは、熟した赤系や黒系の果実味が豊かで、丸みのあるタンニンとネッビオーロ特有の収斂性が調和した味わいが特徴です。
さらに、ソルドはバローロ以外にも多様なワインを手掛けており、ピエモンテ州の伝統と革新を融合させたワイン造りで知られています。
出典:公式サイトより https://www.sordowines.com/en
ソルドのワイン作りにかける情熱と歴史
当日は、現地イタリアから、4代目の次期当主であるパオラ・ソルドさんと、セールスマネージャーのパオロ・クレメンテさんも登場。
ソルドというワイナリーの歴史と特徴、そして、彼らのワイン造りにかける情熱をじっくりと拝聴させていただいた。
これまで、バローロについて概要としては理解していたが、同じバローロでも「地域や畑の樹齢」、「作り手の製造アプローチやフィロソフィー」の違いによって、さまざまなバローロが存在することに驚いた。
特に若き次期当主のパオラさんのお話からは、100年を超える歴史を持つ実家のワイナリーを受け継ぐ重積と、今後も成長と進化を続けて行かなければならないという強い意志を感じ、感銘を受けました。
自然相手のワイナリーという家業を、絶やすことなく続けていくというのは本当に大変なご苦労だと思います。世界中のワインメーカーには尊敬の念しかありません。
素晴らしきピエモンテのワイン
まずはイタリアを代表するスパークリングワインであるフランチャコルタで乾杯からスタート。
そしてソルドの白ワイン「アルネイス」や「バルベーラ」も登場。
バローロばかりに気を取られていたが、これらのワインも美味しいというか、秀逸すぎて驚いた。
ランゲ地方には本当に素晴らしいワインがたくさんあることを学びました。
特にロエロ・アルネイスについては、これまでのイメージを覆す美味しさ。洋梨やアプリコットのアロマに、フレッシュでフルーティで奥深い味わい。
2025年の「私の美味しかったワイン一覧」にオンリスト決定です。
ワインのラインナップ
・フランチャコルタ・ブリュット NV カルラ・ヴィットリア
・ロエロ・アルネイス 2022 ソルド
・バルベーラ・ダルバ 2022 ソルド
・バローロ 2019 ソルド
・バローロ・ラヴェーラ 2019 ソルド
・バローロ・ガブッティ 2011 ソルド
肝心のバローロについては、それはもう語るまでもなく素晴らしかった。
特に単一畑である「ラヴェーラ2019」と「ガブッティ2011」の飲み比べは、とても貴重な体験でした。
![]() |
![]() |
ここでひとつマメ知識を。
バローロとバルバレスコには、フランスの「特級畑」に相当する「MGA」という、2010年に制定された区画の制度があるんです。
MGA(Menzione Geografica Aggiuntiva)とは
MGA(メンツィオーネ・ジェオグラフィカ・アッジュンティーヴァ)は、イタリアのバローロ(Barolo)やバルバレス(Barbaresco)などのワインに適用される公式な区画(クリュ)制度です。
フランスの「グラン・クリュ」や「プルミエ・クリュ」に相当する考え方で、ワインの産地をより詳細に分類するために導入されました。
✔ 2010年に正式導入:バローロとバルバレスコの生産地を細かく区分するために制定
✔ 村単位よりもさらに細かい区画:各畑の地理・土壌・気候の違いを反映
✔ 品質の指標:MGAの表示があることで、そのワインが特定の優良畑で造られたことが保証される
MGAは、特にネッビオーロ種を使用した以下の2つのDOCGワインに適用されます。
-
バローロ DOCG(Barolo DOCG)
- Official MGA数:170以上
- 代表的なMGA:カンヌビ(Cannubi)、ブッシア(Bussia)、チェレクイオ(Cerequio)、ヴィーニャ・ロッカ(Vigna Rionda)
-
バルバレスコ DOCG(Barbaresco DOCG)
- Official MGA数:66
- 代表的なMGA:アジリ(Asili)、ラバヤ(Rabajà)、モンテステファノ(Montestefano)、パイエ(Pajè)
⚠ MGAはバローロとバルバレスコのみで使用可能
他のピエモンテワイン(例えばロエロやガッティナーラなど)にはMGAは適用されません。
極上のお料理とのペアリング
この日のレストランは「クアトロ・カンティー」。ピエモンテで修行した経験を持つ神谷シェフによる、素晴らしいイタリア料理の数々を堪能しました。
イタリアから来たパオラさんに「ピエモンテ現地のお食事よりも美味しいかもっ!」と言わしめるほどの絶品のお味は、合わせるワインをより美味しく感じさせてくれました。
そのお料理のラインナップをご紹介!

アミューズ
菜花のパッサートとホタルイカ

前菜
ホワイトアスパラガスといぶきサーモンのスモークと松戸野菜の盛り合わせ

【3種盛り合わせ】
・トンノディコニッリオ(ウサギのツナ仕立)
・馬肉のカルネクルーダ
(タルタル)
・ふるの牛の炙りカルパッチョ

パスタ
アニョロッティ ダル プリン セージバターソース

パスタ
タヤリン 軽いクリームソース 黒トリュフかけ

メイン肉料理
蝦夷鹿スネ肉のブラザート(赤ワイン煮込み)
イタリアワインの王様バローロ。そしてランゲ地方のワインの数々。その美味しさはまさに高級ワインそのものだが、高騰するフランスワインに比べると、まだ手が出しやすい価格な気がします。今こそもっとイタリアワインに注目すべきなのかもしれない。
折しも今月は自身のバースデーマンス。その昔なんだかよくわからなかった「ネッビオーロ」の深さなんかも理解できる年齢になったのだなぁ、と浸りながら帰路につく、寒ーい東京の冬の夜でした。
ソルドのワインはこちらからご購入いただけます!
https://cepages-wines.com/collections/sordo